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脳はコンピューター

人間の脳はよくコンピューターに例えられます。

神経ネットワークの仕組みとコンピューターの集積回路の仕組みが似ているためですが、しかし人間の脳には「可塑性(かそせい)」といって、コンピューターとは比べものにならないほど優れた機能が備わっています。 可塑性とは、簡単に言うと粘土を指で押すとそのまま残る性質のこと。

つまり、脳はなんらかの刺激を受けて変化すると、その刺激がなくなっても変化したままの状態を保っています。

たとえば、ある記憶を保存しているネットワークに新たな情報が伝わると、脳派その情報もとりこんでシナプスをつなぎ変え、記憶が亢進されるわけです。

脳はこの可塑性によってさまざまな情報に臨機応変に対応し、新しい神経ネットワークを作りかえ進化していきます。私たちが毎日新しいことを学んだり、記憶したり、訓練によって技術を磨いたりできるのも可塑性があるおかげです。

コンピューターは、最初にいったんネットワークが配線されると、あとはもうコンピューター自身でそれを変えていくことは不可能です。

もしそれができるようになれば、道具としての域をこえてしまい、人間はかえって使いにくいものになるでしょう。

可塑性は健康な脳だけのものではありません。脳梗塞やけがなどで脳が障害を受けたとき、リハビリテーションで機能が少しずつ回復していくのも可塑性があるからです。

訓練で障害された部位の周辺を刺激し続けると、やがて新たなネットワークが形成されて失われた機能を代行するようになります。