私の更年期障害は精神面に強く出ました
更年期障害というと、ホットフラッシュといって一時的に顔から頭が熱くなってのぼせたようなかんじになり汗が出たりする症状が一般的ですよね。
私も更年期と言えばそういうふうに、身体に何かしらの変化が起きるものだと思っていました。
特に、もともと髪が薄くてぺっちゃんこなのでホルモンの減少によってさらに抜け毛や薄毛になったらどうしよう、などという方向に心配していました。
ところが私の場合は、精神面の方に強く出てしまいました。
「最近なんだかやる気がでないな。だるいな」と思う日が、だいたい一週間くらい続きました。
風邪かな、花粉症がひどいからかな、と思ってなんとか普通に生活していたのですが、ある日の朝、起きようとしても身体がいうことをきかないのです。
まず、起きようとしても身体が石のように重い。起き上がることすらできないのです。
自分でもかなり焦りましたし、頭の中はパニックです。何かおかしな病気なのか、どうして起きられないのか…そう考え始めたらすぐに、「もう、どうでもいいや」というなげやりな気持ちになりました。
日ごろは頑張り屋さんと言われる私なので、自分で自分のことが信じられないという感じです。
なげやりで、無気力で、布団から出られないのですから。
その日は近くに住む義母のところへ手伝いに行く日でした。
義母は見栄っ張りで、家族が近くに住んでいるのにヘルパーを頼むのは嫌だというのです。私は自分の仕事が休みの日と、仕事が早く終わった日に義母の家へ通って家事などをこなす日々です。
家族に「体が動かない」と伝えると「疲れているんだろう。
今日はゆっくり休みなよ」と言ってもらえ本当に嬉しかったですが、義母になんと言われるかと考えるとさらに落ち込む気がしました。
今は、病院で抗うつ剤を少量処方してもらいどうにか仕事も義母の世話もしています。いつまでこんな状態が続くのか不安です。